Sky CleAr

気まぐれ更新。ただの変な人がバス釣りとか、玩具の鉄砲とか、色々ダラダラダ~ラダラ戯言を流しているそうですw

ベイトリール 組み立てキットw

続けて更新。

突然ですが、モデルガン(弾の出ない、あくまで実銃の雰囲気を再現することに重きを置いた玩具の鉄砲)や田宮のRCカー等を経験したことのある方なら、おそらく自分でリールを組み立てたいと思ったことがあるでしょう。いや、自分でオーバーホールすれば事実上そうすることもできるのですが。

 

少し前にアクシスver.2を手に入れたことを書きました。

kam-hobby.net

 

実はこの後、また別の(外装のみ)極美品な個体を手に入れていて、それを全バラ洗浄した後(元の状態はキャスコンを限界まで締めたくらいにハンドル回転が重かったです)、そのまま各パーツを袋詰めにして保管していました。目的はまた別にあったのですが、何となく部屋の片隅に完全分解されたリールを放置しているのもアレだということで、今回はそれを組み立ててみました。

本当は一つずつ組み立て手順を詳細に解説していこうと思ったのですが、さすがに時間がかかる上に記事としても需要がないようなので、適当に画像を並べるだけにしました。

 

とりあえず袋詰めにされたパーツ類。奥に1個目入手個体を置いています。

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フレームから組み立てますが、いきなり要注意。ウォームシャフトはEリングであらかじめギア(パーツNo.45およびNo.46)を固定しておかないと、後でまた最初からやり直す羽目になります。当然、私はやり直しましたw

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このEリング、めちゃ固いです。

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クラッチは、パーツNo.98「本体B」(Abuでいえばパーミングカップ)を装着してからでも取り付け可能。

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ここからハンドル機関側組み立て。

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メインギア軸を取り付けるのですが、パーツNo.28「クロスギア(A)」には裏表極性あり。

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正。メインギア軸が、よりギアに深く差し込まれます。

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取り付けた状態。

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ここから少し作業しにくいので、画像内に文字を入れて解説。この状態から…

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この状態へ。慣れてないと、ちょっと難しいかも。

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というわけで、必要最低限の解説で終了(笑)

当たり前かもしれませんが、オーバーホール済みということで、回転好調です。シャリゴリなし。グリスはシマノ公式動画に従い、ACE-0、SHIP-1等を使い分けています。(もっとも、アクシス発売、出荷当時これらグリスが存在していたかは不明ですが)

 

極美品な2つの個体がそろいました。

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う~む。このゴールドは金カルと違い優しい金色、でしょうか。

 

いずれにしても思い入れの深いリールです。以前、1個目個体を何度か使用しましたが、スプール重量ゆえに軽量ルアーに対するレスポンスが若干悪いこと、また大型ハンドルゆえか体感的なギアが低く感じるものの、巻物系なら十分現代でも通用するスペックだと思います。片方は保管および展示用、片方を実釣用とします。

93カルカッタ100、写真を撮り直し&簡易インプレ

あの光源の画像では見栄えが悪いので、ちょっと撮り直し&簡素ながらインプレを追加します。(昨夜言い忘れていましたが、このリールのハンドルリテーナー部分はオリジナルのものではなく、ジムズドレスアップパーツと呼ばれるオプション製品でした。オリジナルはパソコンのマウスのような、もっこりとした灰色の樹脂のリテーナーです。お詫びします。)

 

前も言いましたが、この2022年に手に入れられる個体としては相当な美品かと。当初汚れは結構ありましたが、歯ブラシと温かいお湯で外装の汚れはほぼ落ちました。ただし、ハンドルノブの溝の部分に一部の汚れが残っていますね。ここ何らかの薬品を併用するなりすれば落ちるかもしれないですが、現時点ではパーツを傷めたくないので保留です。

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経年による変化なのか、クラッチとハンドルの色が違います。素材自体が違うようです(ハンドルノブは柔らかい樹脂)クラッチの本当に指で押さえる部分(四角く囲われた内側)は、こちらもゴムではないようですが、何らかの柔らかい素材です。

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前のオーナー、汚れから推察するにそこそこ使い込んでいたようですが、相当扱いには気を付けていたのでしょうか。よくある置き傷というのがどこにも見当たらないです。リールに傷つけない派の私も、さすがにここまでは…。

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クラッチ裏側、黄ばみが強いです。

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簡易分解。この93カルカッタは、05カルカッタとパーツが結構な割合で互換性があるそうです。

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前に撮っていた05モデルの簡易分解状態。スプールは色とSVSのブロックを除きほぼ同一のように思えます。スプール重量はいずれも約18g。

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ところでこの93モデル、SVSを調整するのにハンドル側一式を外し、さらにスプールも一緒に引き出さないといけません。釣り場でこれをするのは気を使いそうですね。12カルカッタや05カルカッタのユーザーなら、ボールベアリング横の二つの穴はSVSの個数確認用の穴に思えるかもしれませんが、そもそもパーミング側がフリップオープンしないので、この穴は単に軽量化か何かの理由で設けられているのだと思います。隣の金色部分はブレーキドラム。

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ちなみに、フレーム内にある「UH」と書かれた部分の手前にやや歪な穴がありますが、ここから小型の+ドライバーを通しフレームを分解するのですが、穴が小さく、手持ちの100均精密ドライバーだとドライバー先端がギリギリ届かず、やむなくドライバーの柄の部分を削る必要がありました。

 

左奥12カルカッタ101、右奥05カルカッタ101、手前93カルカッタ100。93カルカッタは左ハンドルモデルは存在しないようです。

(12カルカッタはハンドル機関を固定するのにサードパーティ製の六角タイプのネジを取り付けています。オリジナルはマイナスタイプです)

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オーバーホールした際のバラ画像。この後ハンドルノブも分解、グリスアップしています。

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1993年発売 銀カルカッタ100を手に入れました

あけおめことよろなのですが、今さらなので略!!(←ていうか、「あけおめ~」の時点ですでに略してる)

 

さておき、タイトルの通り、1993年発売というかなりレトロなシマノのリール、93カルカッタを手に入れました。追記:ハンドルのリテーナーはジムズドレスアップのパーツです。オリジナルではないです。

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古いモデルの割には、相当な美品かと。1993年、今から30年近くも前に発売されています。ほしい人が少ないのか、貴重(だと思うの)ですが高値は付かないようですね。

ブログ主は「限定品」にはそれほど魅力を感じないのですが、このような貴重なブツ、それも比較的手ごろとなれば、「今買っておかないと、後により状態の悪いものをより高値で買う羽目になるぞ」という不安に取りつかれ、つい手を出してしまいます。

 

銀色カルカッタといえば、少し前05カルカッタ(つまり2005年発売)を手に入れていますが、さらに12カルカッタも持っており、これでバス釣りでよく使う100番or101番に関しては銀カル兄弟をコンプリート(?)したことになります。

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(左12カルカッタ101、右93カルカッタ100、奥05カルカッタ101)

 

個人的にカルカッタはこの時代のシンプルな純粋な丸型の方が好きですね。今のカルコンを否定するわけではないですが、やっぱり装飾の少ない、純粋な円柱型がいいです。