ワシが若い頃使って…いなかったタックル。その昔は大人気だったそうで。
置き傷は酷いものの、スプールエッジなど、大事な部分は大丈夫なようです。
すでに簡易清掃した後ですが、当初は酷い汚れでした。ただし、ベアリング等の錆は一切なし。「傷も汚れも気にしないけど、機関はいちおう気を使っているよ」という方が前オーナーだったのか。
外から綿棒で掃除しても、端っこの汚れは頑固でなかなか落とせず。写真中央、クラッチの左側の窪み部分が黒ずんでいます。
使い倒すならオーバーホール不要そうなのですが、いちおう、バラし開始。
ハンドルを外すとここまで分解。
昔はこれがエントリークラスのリールにも付属している時代があったそうです。
ご開帳。
ドライブギヤ、ピニオンギヤ等を除去。たまに裏表を迷うクラッチを返す草払い機の回転刃の歯車状のようなパーツですが、どうやらこれ(丸っこいエッジが上に来る)が正しい向きのようです。
こうなって。
この黒いパーツを固定しているネジを外すには、先の長い精密ドライバーが必要なようです。バラしたいですが、今回は毛先の細い&長いブラシで隙間から汚れをかき出すだけにしました。(下手にパーツクリーナー付けると中途半端に中のボールベアリングを洗浄することになりそうなので、ぬるま湯&ブラシ洗いのみです)
クラッチを固定しているネジは樹脂へのタッピングらしいのでここもそのままです。
ここまで分解。パーミング側もボールベアリング外しただけで丸ごと一塊のままです。
話脱線しますが、比較として93カルカッタ100。
さて、手がドロドロになった状態でスマホ(今回はiPad傍に置いて作業していますが)を持ちたくないので、組み立て途中の画像はありません。陽が上ってから外光を取り入れて撮っています。
というわけで、中古97スコーピオン1501、これなら本当に傷を気にぜず使い倒せそうです。